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アールグレイ・スペシャルの物語 |
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Earl Grey as Prime Minister of the UK |
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アールグレイは、世界で最も有名な紅茶で、1830年11月22日から1834年7月16日までイギリスの首相であった2代目アール・グレイから名づけられています。中国の高級官僚が、中国にいるイギリス大使によって息子を救ってもらったお礼にと贈ったオリジナル紅茶がアールグレイでした。 アール・グレイは、オリジナル紅茶と同じものをつくるようストランドにあるトワイニング社とピカデリーにあるジャクソン社に依頼しました。そして、それぞれの会社のアールグレイ紅茶がつくられABF(Associated British Foods)に登録されましたが、1990年にジャクソン社はトワイニング社に合併されました。 アールグレイ紅茶のオリジナルレシピは失われているため、だれもどのようにしてオリジナルアールグレイ紅茶がつくられたのか知ることはできません。現在のアールグレイ紅茶は、紅茶にベルガモットオイルで香りづけをしています。 ベルガモット(学名 Citrus Bergamia)は、シチリアで育ったビターオレンジです。オリジナルアールグレイ紅茶のレシピは知ることはできませんが、シチリアのベルガモットオイルを使用していなかったことは想像できます。 どのようにしてオリジナルアールグレイ紅茶がつくられたのかは、推測するしかありません。 しかしながら、中国ではお茶に香りや味を付けるには、花、香辛料、果物などを使います。例えば、中国産のビターオレンジの味は代表的な例です。今でも、雲南省では小さいビターオレンジの中身を取り除き、そこにお茶を入れて自然乾燥させることで香りづけをします。これを初めて飲んだとき、アールグレイ紅茶と似ている味がしました。 ビターオレンジは、中国からヨーロッパに貿易ルートで渡り、イタリアとスペインに伝わりました。最初にビターオレンジを育ててみたのは、北イタリアのベルガモでしたが、気候などのさまざまな環境があわず美味しいものではありませんでした。シチリアでは成功し、現在、シチリアのベルガモットオイルはほとんど紅茶の香りづけのために使われています。 それから、同じオレンジをスペインのセビリアで育てたところ土壌の違いにより独自の味わいとなり、セビリアマーマレードはビターマーマレードの中で有名なものとなりました。これは、イギリスではとても人気があります。スペインのリキュールをつくるときにも使われています。 ベルガモットは、Citrus(ミカン属)の果物ですが土壌の違いによってそれぞれ味や形までも異なります。そして、ほとんどの環境で育てることができる植物です。最初のアールグレイ紅茶は中国でつくられたものですが、中国では特別な人しかアールグレイ紅茶を知りません。 アール・グレイが中国の高級官僚の息子を救ったことで紅茶をお土産に頂いたという昔話は、とても不思議なものです。アール・グレイ自身は、中国には一度も訪問したことがなく、仕事でも直接関係した記録がないのです。 1833年、アール・グレイ首相は、東インド会社のためにお茶への税金を廃止しました。これは、中国にとってお茶を貿易とする良い機会となりましたが、すぐにアヘン戦争が起こってしまいました。アヘン戦争により、イギリスは香港を植民地としました。その時期、清王朝の力は弱まり、反帝国主義者運動が盛んになったのです。その後、すぐに毛沢東が現れ革命が起きたのでした。私たちが知っているこの歴史は、”お茶”によって引き起こされたものです。 |
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| Tea Museum Japan K.K. 〒160-0007 東京都新宿区荒木町7-3-701 info@teamuseum.co.jp 03-3357-7175 | ||||